要介護者を乗せるニーリングリフトは、必ず、サポートする人が必要です。
【ニーリングリフトへ乗る場合】

①
ニーリングリフトを近づけます。

②
足を台に乗せ、胸乗せ台を上下して合わせ、手すりを握ります。

③
胸乗せ台を包み込むように要介護者に前かがみになってもらいます。
(③から⑥まで約2~3秒でできます)

④
サポートする人は手すりとお尻に手を置き、要介護者のお尻を前にスライドさせます。
要介護者が出せる力を活かしながら
前にスライドだけなので、介助者には負担が少ないです。

⑤
胸のせ台は前方に移動し、膝に接した膝乗せ台は下降します。
膝乗せ台は、体重がある人ほど早く下降し、特定の角度で止まります。
停止すると膝に体重がかかり、前にスライドするのが容易になります。

⑥
体重が胸、膝、足裏に分散され、楽で安定した姿勢です。
このままでトイレやベッドへの移動が可能です。
トイレでは、この姿勢のままズボンの着脱ができ、無理なくスムーズな排泄ケアが行えます。
【ニーリングリフトから降りる場合】

①
ニーリングリフトから椅子(又はベッド、トイレなど)へ。

②
サポートする人は、手すりとお尻に手を置き、要介護者の上半身をゆっくり後方へスライドさせます。
(②から⑤まで約2~3秒でできます)

③
要介護者は後ろが見えないので、サポートする人は優しく、声かけをしながらサポートすると安心です。

④
胸乗せ台が後方へスライドすると、遅れて膝乗せ台が足を斜めに押し上げます。(人間の関節の力学的関係を利用する)

⑤
膝を後方へ押し上げることで、お尻が浮き、深く座りやすくなります。

⑥
座り終えたら、手すりから手を放し、ニーリングリフトをゆっくり離し、足を降ろしてください
【上半身にスリング】

上半身に付属のスリング

サイドグリップにつなげて
ロープベルトで調整します。

このまま移動が可能です。
【お尻の下にスリング】(以前の電動モーター機器)

お尻の下に付属のスリングをつけると、より安定します。
クイックマッサージチェア

世界で使用されており、楽な姿勢でマッサージを受けれるチェア。
ニーリングリフトも付属のスリングを付けることで、クイックマッサージチェアに近い姿勢になります。
● 機能訓練を考えながらニーリングリフトを変形 (例えば、手すりを持って何とか維持できる人)
介助者が要介護者のズボンの上げ下げをする際、要介護者に長時間手すりを握らせて負担をかけるのは避けましょう。代わりにニーリングリフトなどの福祉機器を使用することで、より安全で楽な介助が可能になります。

要介護者の身体の状態に応じて胸乗せ台の高さや角度を調整できます。
要介護者は斜めに立ち上がる感覚で支えられます。

トイレでズボンを上げ下ろしする時、手すりを持って頑張ってもらうよりも、ニーリングリフトを使い筋力を使いながら寄りかかる方が、安心で楽に感じられるはずです。このまま移動も行えるます。