ニーリングリフトの詳細

要介護者を乗せるニーリングリフトは、必ず、サポートする人が必要です。

ニーリングリフトへ乗る場合

ニーリングリフトを近づけます。

足乗せ台に足を乗せ、胸乗せ台を上下して合わせ、手すりを握ります。

胸乗せ台を包み込むように要介護者を前かがみにしてもらい。

(この姿勢で③から終わる⑥まで約2~3秒という短時間でできます)

サポートする人は手すりとお尻に手を置き、要介護者の上半身を前にスライドさせます。

持ち上げず、スライドするだけなので、大きな力はいりません。

胸のせ台は前方へ、膝に接した膝のせ台は下降します。

体重のある人ほど、膝乗せ台は早く下降、ある程度の角度で止まります。

止まると膝に体重がかかり、より前にスライドしやすくなります。

体重が胸と膝と足裏に分散されるため、楽で安定した体勢です。

この状態でトイレやベッドなどに移動できます。

トイレでは、この状態でズボンの着脱ができ、無理な体勢をとらず、スムーズに排泄ケアができます。

ニーリングリフトから降りる場合

ニーリングリフトから椅子(又はベッド、トイレなど)へ。

サポートする人は、手すりとお尻に手を置き、要介護者の上半身をゆっくり後方へスライドさせます。

(この姿勢②から椅子に座り終える⑥まで約2~3秒という短時間でできます)

要介護者は後ろが見えないので、サポートする人は優しく、声かけながらサポートすると安心です。

胸乗せ台が後方へスライドすると、遅れて膝乗せ台が足を斜めに押し上げます。(人間の関節の力学的関係を利用する)

膝を後方え押し上げることで、お尻が浮き、深く座りやすくなります。

座り終えたら、手すりから手を放し、ニーリングリフトをゆっくり離し、足を下してください。

【上半身にスリング】

上半身に付属のスリング

サイドグリップにつなげて

ロープベルトで調整

このまま移動できる。

【お尻の下にスリング】(以前の電動モーター機器)

お尻の下に付属のスリングをつけると、より安定します。

クイックマッサージチェア

世界で使用されており、楽な姿勢でマッサージを受けれるチェア。

ニーリングリフトも付属のスリングを付けることで、クイックマッサージチェアに近い姿勢になります。

● 機能訓練を考えながらニーリングリフトを変形  (例えば、手すりを持って何とか維持できる人

サポートする人が、トイレでズボンを上げ下ろしする際

トイレの手すりで、きつい体制で維持してもらうより、ニーリングリフトを活用してほしい。

要介護者の身体の状態で胸乗せ台の高さと角度を調整することができます。

サポートする人が、トイレでズボンを上げ下ろしする際

トイレの手すりを持って何とか維持してもらうより

ニーリングリフトを使って筋力を使いながら寄りかかれる方が安心で楽です

(このまま移動できます。)